前回でも書きましたが
形式が同じ様に見えても
意識の使い方によって
その働きに差が出てくるのです。
ただボーッとして漫然と動くのではなくて
武術らしく、
自分は今 武術の稽古をしているのだとの念を
強く持って稽古するべきなのです。
この形や動きにはどの様な意味があるのかを
しっかり考えてやるべきなのです。
ただ、意識し過ぎて全身に力が入り過ぎて
ぎこちなくなりやすいので
注意が必要ではあります。
しっかりと動きや
形式の意味が理解できると
力はほとんど必要なくなります。
速さも要らなくなります。
太極拳の動きを初めて見た人は
あのようもので本當に武術になるのだろうかと
理解に苦しむと思いますが
それにはこのような理由があったのです。
令和3年12月17日