八十の八 掌打の代用

手指の第二関節を折ります。

指の第一関節と第二関節の間の骨、

中節骨で叩くようにして打ちます。

手のひら側で打つようにして使います。

小指の第二関節の側面で打ってもよく効きます。

掌打が使えるようになるまで

私の所ではこれを掌打の代わりに使っています。

また貫手の代わりに第二関節で突いてもよく効きます。

八卦掌の套路をこの拳と掌の中間みたいな手

(空心拳とも言うようですが仮に名前を叩掌とします)

で稽古してみても良いですね。

実際の使い方は動画を参考にしてください。

                           令和二年二月二十二日

日曜日の稽古はしばらく都島で午前中行います。

80-7 約束組手(四)

約束組手は今回でひとまず終了します。

前回までは中段突きと受けでしたが

當然受けたら反撃します。

中段突きの場合の反撃は一般的には上段に対して行われます。

その反撃も形式的なものではなくて

一撃必殺レベルで行いたいものですね。

この反撃で相手の身體がフッ跳ぶくらいにはなりたいものです。

さらに上段突きに対しては上段受けと中段突き、

段突きに対しては下段受けと中段突きで対応します。

それが出来るようになると

中段と上段の連続二本突きと中段上段受け、

中段下段の二本連続突きと中段下段受け、

さらには二本連続突きだけではなく三本連続突きと受け、

また運足も一歩踏み込みだけだったのが二歩、三歩、

さらには五歩運足しての攻撃、となります。

受ける方はこの場合はまっすぐ下がらずに

斜めに下がります。

この後が自由組手となるのです。

攻める方も受ける方も自由に動く散歩対打ですが

これにも段階がありまして散歩しての一本組手、

二本組手、三本組手となりますが攻めと受けは

最初は決まってます。

甲から攻め、乙は受けるのです。

慣れるに従ってお互いに自由な攻防になります。

            令和二年二月十四日

 

今度の日曜日の稽古は 午前中都島で行います。

 

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80-6  約束組手(三)實際にやってみる

攻撃と防禦に分かれて立ちます。

まずは防禦側です。

防禦する方が立ってからそれに合わせて攻撃側も立ちます。

中段突きですから防御側の中段、

両乳を結んだ線と身體の中心線の交点を狙います。

ここは壇中とも言います。

この壇中から30cm手前をヒットポイントとします。

つまり實際の間合いよりも30cm遠くに

攻撃側は立つわけです。

なぜこのようなことをするのかと言うと

初心者は組手というだけで恐怖してしまう人が

多いからなのです。

それで少しでも恐怖心を和らげるべく、

間違っても當らないようにして組手を始めます。

當然當るわけはないのですから安心して技を出せます。

この段階での組手は相手を目の前にして形を演じます。

慣れたら少しづつ間合いを近づけます。

通常は間合いに10cmをプラスしてやってます。

問題はここです。

ここまで出来たらすぐ自由組手に進むことが多いのですが、

もっと間合いを近くに設定した稽古もすべきなのです。

防禦側の壇中スレスレで軽く當る間合いの稽古、

このレベルともなると護身用としても使えるでしょう。

さらに上級レベルとなると、

壇中を打ち抜き貫通する間合いでもやります。

この間合いになると攻撃側もやりにくいですね。

しかもかなり怖いです。

またこの間合いに入るのも良い稽古になります。

           令和二年二月六日

今度の日曜日は午前中都島で行います。

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80-5 約束組手㈡(立ち方)

もう少し丁寧に見ていきます。

まず最初に断っておかなければいけないのですが

約束組手を始めるまでに絶対に身につけておかなければ

いけないものがあります。

それは何かというと、立ち方(前屈立ち)です。

太極拳では弓歩とも言いますが 

歩幅が左右が肩幅くらい、前後は肩幅の一八倍、

重心は前に五五、後ろに四五にします。

一見何の変哲もないように見えますが、

これが大変な事なのです。

ただじっと立っているだけなら大したことはないのですが

これを前後とか左右に一歩でも動いて、

なおかつ歩幅が左右に肩幅、

前後が肩幅の一八倍、

重心が前後に五 五対四 五という

規定通りに出来てたら大したものです。

さらにこれを前に三歩とか五歩移動しても

歩幅は左右が肩幅、前後は肩幅の一 八倍、

重心は前後が五・五対四・五の一に出来ますか  

前蹴りや回し蹴りの時はどうですか

通常はすぐに崩れるものです。

これがいついかなる時にも出来るようになるためには

立ち方を規定通りに左右は肩幅、前後が肩幅の一・八倍、

重心が前後に五・五対四・五にしたままの左前屈立ちで三十分

右前屈立ちで三十分 合計一時間立ち続ける必要があります。

この稽古を週五回として大体一年ほど続けると良いでしょう。

この立ち方が出来てないと

間合いとか運足がまともに出来ませんから

そもそも約束組手など絵に描いた餅ですね。

                   令和二年一月二十七日

 

二月二日の日曜日の稽古は午前中都島で行います。

午後は休講します。

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80-4  約束組手  ㈠

さて約束組手です。

約束組手は一見すると拳法や空手の技の使い方、用法に見えます。

これが この見方がクセモノなのです。

個別技は 強くなるために闘いの流れのなかの一部分の強化から

まったのですが、その強化の途中から實際の闘いとは無関係に

異状とも思えるほどに発達してしまうことになったのです。

これはひとえに部分の強化を熱心に追求するあまりに 

何のために部分の強化を図っているのかを

失念してしまったからです。

部分の強化が図られ過ぎて 遂にはそのままでは使えない、

闘えな個別技が出来上がってしまったわけです。

この そのままでは闘えない個別技を現實の闘いの中で

使えるようにするための稽古過程が約束組手と

いうわけです。

それでは具體的にはどのようにしてやるのでしょうか。

まず間合いを通常より遠くに取ります

攻撃する方の技が受け手に届かない、

だから防禦する方も恐怖を感ぜずに防禦技を使える、

くないレベルから始めます。

セッカチな人だとこのレベルの約束組手が終わるかどうかの

ところでもう自由組手で勝負をつけたがります。

その結果、個別の基本技もろくすっぽ使えないクズ技の攻防に

なってしまい、運動能力の高い者、体力のある大柄な人間が勝

ち残り、体力のない小さい者、運動能力の低い者は疎外されて

しまうのです。

                                                                                              令和二年一月二十二日

 

今度の日曜日は休講します。

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80-3 個別技を使うには

個別の技は全体と切り離して訓練しないと なかなか上達し難いのです。

なぜならば 實際の闘いの最中では闘うのに精一杯で

威力の向上とか間合いとか運足とか駆け引きとかに氣を配っている

余裕はありません。

そのため闘いの流れの中で全体から切り離して

ある特定の部分だけを個別に技として訓練します。

 

しかしながら、技としてのレベルも上がり

威力もありながら なぜか實戰には使いにくいのです。

 

なぜならば拳の威力が最も大きくなる間合いで相手に當てるのは

相手も動いているし、反撃もあるし、ということで

なかなかに難しいのです。

 

通常は相手に當てることを優先してしまうものですから、

最も威力の出る距離で當てることが二の次になってしまうのです。

 

しかも 相手からの反撃を考慮しながらですから

なかなかに有効な攻撃にはなりません。

そのためには 相手の攻撃を無力化して身體を安全な状態に置き、

威力が最大になる間合いからの攻撃を仕掛ける、といった稽古を

する必要があります。

 

そのためには条件を設定してやる約束組手が最適なのです。

これは上達の程度に応じて条件を変える必要があります。

具体的には上達するにつれ、反撃が難しいように条件を設定するのです。

約束組手の考え方については次回に書きます。

                                   令和2年1月17日

 

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80−2  自由組手と個別技

自由な闘いのなかで強くなるというのは体格や筋力だけではなく

幸運にも恵まれている必要があります。

というのも 實戰にはアクシデントというのは付き物ですから

單なる強さだけでは困難でしょう。

實戰を模倣しながら怪我がないように稽古するという方法だけでは

なかなか強くなれない、というので

闘いの一部分だけを取り出して練習するようになりました。

これは相当な進歩なのですが

ここまでするのに長い年月がかかっているのです。

それでもさほど強くなれないというので

さらに細分化して訓練しているうちに

相手の體のある特定の部分に手や足が當ると痛そうにする、とか

氣を失うとか、生命さえ危ういということがある、といったことや

さらには手や足などの特定の部分の動き・形が有効であるということに

氣がつきます。

 

個別の技の幕開けです。

 

初めはそれほどでもなかったのですが、

個別の技はやがて全体とは関係なく独立的に発展・発達して

いくことになるのです。

これはある一部分だけに集中してやってると、

どんどん内容が深まり濃くなっていくということです。

量の多さが質の変化をもたらしているのです。

一般的に個別技は全体とは関係なく発達していることが多いので

そのままでは自由対打、自由組手には使いにくいのです。

                  今回はここまで

                   一月十日

80-1明けましておめでとうございます

紀元二千六百八十年 令和二年一月一日

明けましておめでとうございます

近くの産土の神社に初詣に行って来ました。

ここの神社は拝殿正面から鳥居と参道とが初日の出と一直線になります。

今年最初のブログです。

この動画は年末に撮ったものです。

太極拳の套路中での発勁を説明してます。

まず、下腹部に圧力を発生させます。

その圧力を発勁のエネルギーとして利用します。これが内功による発勁です。

この時下腹部は充実して圧力と熱を持ちます。氣を丹田に鎮めるともいいます。

胴体をシリンダーのように使い、横隔膜をピストン替りにして吸氣を下腹部で圧縮します。

通常はこれでも良いのですがもっと強い圧力を使用する場合は爆縮を使います。

爆縮というのは圧力を回りから中心に集中させるのです。

ちょうどレンズで光や熱を集めるようなものです。

四方八方から意念で吸氣を圧縮するのです。

うまく出来るとすごいエネルギーを発生させられます。

プルトニウム型原爆を起爆させるのと似てますね。

上歩打擠、攬雀尾、單鞭の三つの型でやってます。

                   

                令和二年元日

79-58 一年ありがとうございました

今年最後のブログになります。

さて前回の続きです。

脚絆を巻くことで立ち方がしっかりしてくることがわかりました。

と、言う事は脚力を強化するための

諸々の筋肉の鍛錬法はさほど必要ないのではないか、

という仮定が成立しそうですね。

ご明答と言っておきましょう。

つまりこういうことです。

脚力を強化するためには 必ずしも脚の筋トレをする必要はないということです。

それ以外にも

一つ、意念を脚に持って来るということ、

二つには身體のズレを修正するということ、

三つ目には腰を意識する、などの方法が考えられます。

一つ目の意念を脚に持って来るというのには四股を踏むとか、

をすると言うのもあります。

勿論筋力も強化されるのですが。メインは筋力よりも意念であり、

氣の強化であります。

そして技術がこの段階まで上達したら拳打の強化にも

筋トレや巻き藁突きだけではなく呼吸の仕方とか

意念の使い方を工夫することでさらなる突き技の向上を図れる

という事に気づかれるでしょう。

これが太極拳、八卦掌、形意拳が武術、武道として成立する

理由でもあります。

令和元年十二月二十七日

今度の日曜日の稽古は自由参加です。

午前中大阪城公園で行います。(雨天決行)

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79-57 脚絆

次の動画は脛骨と腓骨の間を修正し、武道における立ち方、

土台の強化に役立つようにしたものです。

通常 脛骨と腓骨の間の修正なんて考えもしませんよね。

しかしながら立ってるとき

脛骨ではなくて

腓骨の方に体重をかけてることがままあるのです。

外反母趾の人はだいたいにおいて

脛骨と腓骨の間が開き過ぎてる人が多いように思います。

このような状態では 体重を支えてるのは丈夫な脛骨ではなくて、

か細い腓骨である訳で、

充分体重を支えきれなくてパワーが出せないのです。

この動画では脚絆を巻くことで

ズレた腓骨を脛骨寄りに修正してます。

その効果は動画で一目瞭然でしょう。

                令和元年十二月二十日

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今度の日曜日の稽古は都島で行います。