八卦掌などの拳法、體術などでは實體としての運動以上に
呼吸が重要になります。
これは上級者になればなるほどその重要度は高まります。
が、しかしある程度上達してから訓練を始めても
大変になりますので初心のうちから慣れておく
必要があります。
これはとても大事なことなので
ここに詳述しておきます。
凡そ 我々が異なった複数の技術を身につけていく場合、
身につけやすいものから身についていきます。
實はこれが技のモデルチェンジが難しい理由でもあります。
體術と呼吸法の場合、
體術は目に見えますからわかりやすいのですが
呼吸法は目に見えませんから判り難いのです。
しかも呼吸法はイメージを併用して学びますから
余計習得し難いのです。
ですから體術をしっかり身に付けてからとなると
ほとんど呼吸法は身につきません。
もう一つの理由は呼吸法がなくても技は使えるからです。
呼吸法の習得時には 呼吸だけではなくて、
呼吸と簡単な動作をくみ合わせてやると
やりやすくなります。
初心のうちはこれで十分です。
令和3年9月8日