技を効かせようとして
小手先の事に意識がいき過ぎて
下半身の事が疎かになっているのを
往々にして見かけますが
本當に大事なのは下半身です。
それも単なる脚力ではなくて
足の裏がしっかりと大地を踏み締めている事です。
その時 重心は地球の中心に向かっています。
そうすると技が効いてくるのですね。
そのための稽古は
足の裏をしっかりと意識して歩くことです。
脚はただ上半身を支えているだけではなくて
大地の感覚を感じとる
センサーの役割も果たしています。
正拳で突く時、
足裏の意識がしっかりとしていると良いのですが
拳にしか意識がいってないとあまり効かないのです。
八卦掌の趟泥歩での歩行練習は
その為の優れた練習法です。
令和二年九月四日