今回はバックスピンの理解を深めるための稽古になります。
特に擺脚、括面脚についての私なりの説明です。
この二つの蹴りは、擺脚は後ろ回し蹴りと、
括面脚は回し蹴りと
混同ないし混用されている場合が多いのですが、
まったく別の蹴りになります。
擺脚、括面脚共に腰は回しません。
それに対し 回し蹴りも、後ろ回し蹴りも
共に腰の回転が重要になります。
ただ擺脚も括面脚もバックスピンを入れないで蹴っても
ほとんど威力が出ません。
その理解を深めるためのレッスンになります。
普通の蹴りや突きは當ると後ろに倒れることが多いのですが、
バックスピンが入っている突きや蹴りは 手前に倒れます。
バックスピンを使った打撃は外見は粘ったような打撃に見えます。
余談ですがこれは相撲でがっぷり四つに組んでる時も使えます。
見た目には引き落としているように見えるのですが、
實際は手前に 押し潰しているのです。
令和二年七月三日