八十の二十九  中指を使う

按勢の時 

中指に意識を注入して使うと

より強く使えます。

修得方法は動画を見て貰えばわかりますが、

まず単独練習です

肱を直角に曲げ、手首を垂らし、中指を墜とします。

脱力しながらやるのがいいのですが

初めのうちは少し力を入れて

折るようにすると良いでしょう。

次に折った中指に

意念を注入しながら按出します。

中指の先端が相手に触れたら

手の平で押し出します。

中指全体の反撥力を利用するようにして

按出するとうまくいきます。

次は推手のときの利用法です。

單円推手でやります。

相手の按を受けたら、

手首を返し

手首を折りながら下圧します。

この時、中指を降りながら意念を注入しますと

千斤の重さが出て相手は返せません。

以上簡単ですが説明してみました。

            令和二年七月三十一日

八十の二十九   氣の流れを利用する

この動画では扇風機の位置を変えて

氣の流れを変化させ、

それが實際に吾々にどのように影響を

及ぼしているのかを確かめています。

まず西北と東北に扇風機を置いた場合です。

押されると真ん中の人は簡単に動いてます。

次は西南と東南に扇風機を置いて

風を當てて押してみると見ると

しっかりしています。

このことから次のことがわかります。

拳法の武技を修得する場合 

下肢がしっかりしてる方がしっかりした

突きや蹴りになる訳ですから

基礎はしっかりした方がいい訳です。

すると 西南と東南に扇風機を置いた方が

しっかりした突きや蹴りになるはずだ、

というのは容易に想像できるでしょう。

内功を利用して武技を修得しようとするのに、

氣の流れに無頓着というのはいただけません。

もっと積極的に活用しましょう。

ちなみに扇風機のスイッチを切って無風にすると

また身體がぐらついていますから

この場合の風の有効性は明らかです。

         令和二年七月二十四日

八十の二十八  武道で氣をつけること

武道をやってて氣を付けなければいけないのは 

他人の恨みを買わないことです。

武道をやってると強くなるものですから 

つい過信してしまい、その結果奢り昂り、

他人の氣持ちを逆撫でしてしまい、

買わなくてもいい恨みを買ってしまうことが 

ママあります。

實はこれがかなり危険なのです。

思わぬところで逆ねじを食ったりして

仕返しをされることがあります。

弱い人ほど陰湿、卑怯な手段でも平気で使いますから。

私の知ってる事例で

ピストルで撃たれて

命を落とした人があるくらいですから。

常に謙虚に、他人には優しく、いつも明るく、が、

吾が樂鍠關塾のモットーです。

それからもう一つ。敵わないと思ったら逃げろ、です。

實戦では強い相手とは闘わないことです。

逃げ足の速さは生き残るための重要な要素です。

三十六計逃げるに如かず、

というのは立派な戦術です。

     令和二年七月十七日

八十の二十七  洪水による水害

七月四日の大雨で熊本県の人吉、球磨地方に

大規模な水害が発生しました。

私の中学校時代の友人たちも

何名かは被害に合ったようです。

この地方の地理を説明してみます。

球磨盆地は熊本県南部に位置し、

人吉市が球磨地方の中心になります。

日本三大急流の球磨川が

人吉市の中央を貫いて東西に流れてます。

それから球磨川最大の支流、

川辺川が人吉市北方の五箇荘、五木村から相良村をへて

人吉市の東側で球磨川と合流し、

球磨村、八代市を経て八代海、別名不知火海へ流れています。

実は球磨川の氾濫は

この川辺川の治水の失敗と言っても良いくらいなのです。

球磨川には治水用の水量調節ダムとして

人吉市東側から流れてくる球磨川本流の上流、

水上村の市房山の麓に市房ダムがありますが

川辺川には小さな砂防ダムくらいしかありません。

球磨川の水量の四割が川辺川水系からのものです。

過去の氾濫はほとんど川辺川が球磨川と合流した地点の西側、

下流で発生しています。

今度の水害も川辺川ダムができてたら

これほどの被害は発生しなかったのではないか

と悔やまれます。

ただこの川辺川ダム、ダム本体は五木村下流の相良村に造られます。

相良村も1キロメートル位が水没しますが

五木村は中心の頭地地区をはじめその殆どが水没するのです。

それなのにメリットは殆どありません。

人口も当時六千名を数えてたのに今は千名を割ってます。

まさしく村落消滅の事態なのです。

今までにダム関連で

千六百億円もの巨額の税金が投じられました。

それなのにダム建設は中止されました。

村民一人当たりに換算すると

一億六千万円以上を費やしておきながらですよ

これでダム建設やーめた、となってるのですから。 

我が国はいったいどうなってるんだろうと思いますよね。

          令和二年七月九日

八十の二十六  バックスピンの理解

今回はバックスピンの理解を深めるための稽古になります。

特に擺脚、括面脚についての私なりの説明です。

この二つの蹴りは、擺脚は後ろ回し蹴りと、

括面脚は回し蹴りと

混同ないし混用されている場合が多いのですが、

まったく別の蹴りになります。

擺脚、括面脚共に腰は回しません。

それに対し 回し蹴りも、後ろ回し蹴りも

共に腰の回転が重要になります。

ただ擺脚も括面脚もバックスピンを入れないで蹴っても

ほとんど威力が出ません。

その理解を深めるためのレッスンになります。

普通の蹴りや突きは當ると後ろに倒れることが多いのですが、

バックスピンが入っている突きや蹴りは 手前に倒れます。

バックスピンを使った打撃は外見は粘ったような打撃に見えます。

余談ですがこれは相撲でがっぷり四つに組んでる時も使えます。

見た目には引き落としているように見えるのですが、

實際は手前に 押し潰しているのです。

        令和二年七月三日