次の動画は實際の掌打の修得のやり方です。
一、まず肘を軽く伸ばし、手首を肩の高さまであげます。
指先は脱力して置きます。
この状態で二度ほど呼吸します。
二、次に肘を直角に曲げね静止、呼吸を二回する。
三、肘を墜とします。
その時 肘を軽く伸ばしながら手首も伸ばします。
指先から肘まで一直線にします。
ここで静止、呼吸を二回する。
四、肘をさらに墜とし 掌の下、
掌底を墜とし突き出すようにします。
その時 掌のひらは丸く窪ませるようにします。
ここで静止、呼吸を二回します。
五、ゆっくり脱力しながら 下に降ろします。
なお 静止して呼吸を二度するのは
型の軌跡を正確に覚え込ませるためです。
六、慣れたら一から五までの型の軌跡をなぞりながら
一筆書きみたいに動かしてみます。
七、それができたら實際に人に試してみます。
八、これが充分出来るようになったら、
四の時 掌底付近にある労宮というツボを意識してみます。
掌のひらの労宮のツボを押し付けるようにして
按出します。
労宮から氣が出て行く感じが掴めると思います。
という訳で労宮から出る「氣で打つ」のが
太極拳の按勢だという訳です。
令和二年五月十五日