80-17  練功法はなぜ必要か

拳法では功を積むとか、功が深いとか言います。

この「功」と言う概念が吾が國にはありませんので

その意味を正確に理解することはかなり難しいですね。

通常は功ではなく功夫を積むとか、

功夫が深いとか言います。

功夫はクンフーとかカンフーとか読みます。

そのクンフーを積むことを練功法という訳です。

さてこの練功法というやつですが 

これは實際に拳法を護身に使わなければ必要ないでしょうね。

例えば太極拳の單鞭の型で相手を打ち倒そうとします。

ゆっくりやっても効きませんし、

速くやっても、

力を込めてやっても効き目はないでしょう。

普通の太極拳教室では「こうやって使います。」でおしまいです。

何せ使おうとも思ってないし、

使えるとも思ってないのですからのですからね。

まあ無理もありませんけど。

しかしクンフーが深いと單鞭は恐ろしい効果を発揮します。

よくて肺湿潤、

下手をすると内臓破裂を引き起こします。

功は錬るのと積むのとではその性が微妙に違います。

また 功が深いとか浅いとか言います。

高いとは言わないようですね。

さらに筋骨を鍛えて

体の外側から功を積んでいくものを外功と言い、

意念と呼吸を伴った動きで

體の内面から功を深めていく内功があります。

形意拳では功を積む感じがしますし、

八卦掌では功を錬るような動きが多いですね。

太極拳はどちらの感じもあるからその中間くらいかな。

單なる健康法や舞踊体操に錬功法が必要ないのを

登山に例えて説明してみます。

ハイキングや百メートルくらいの山を登るのに

登山準備は不要ですが

三千メートル級の山に登るのに準備無しでは無理ですね。

ましてやこれが八千メートル級のヒマラヤとなると

高地馴致にかなり時間がかかります。

高い山に登るのには體を馴らし

作り変えていかねばなりません。

この體を馴らし作り変えていくレッスンに相当するのが

錬功法という訳です。

という訳で練功法で功が深くなった人の打撃は

かなり危険なモノになってるのです。

外功法はまだ取り付きやすいのですが

内功法は普通の人には雲を掴むようなものでしょうね。

  令和二年四月三十日

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