氣は流れたり、滞ったりしてます。
また流れていても 整っていたり、
乱れていたりしてます。
整った流れに乗ってる時は物事がスムーズに運びます。
勝負の場合でもうまく流れに乗ってる方が
勝ちをおさめます。
そこで實際に勝負事を始める場合、
戦いを始める前に自分の氣を整えます。
それらは一見すると単なるセレモニーにしか見えませんが
重要な意味を秘めてます。
套路や型もまた然りです。
さらに套路には氣を蓄えるものまであります。
ただ誤解しないでいただきたいのですが
套路や型は格好だけ真似をしていたら良いという訳では
ないのです。
自ら意識して「念」を集中しないと
氣を整えたり蓄えたり出来ません。
これが出来たら
次は相手の意識の集中を妨げて氣の流れを乱したり、
蓄えられてる氣を削ぎ 減らし、無力化します。
ここまで出来たら、闘う前から勝ったも同然です。
という訳で 自分は氣の流れを整えてそれに乗り、
相手の氣を削いだり、乱して制圧します。
闘わずして勝ちを治める上策です。
また合氣道の技法は流れに乗るというより、
氣をシンクロさせる要素が多いように見えますね。
令和二年三月二十七日