攻撃と防禦に分かれて立ちます。
まずは防禦側です。
防禦する方が立ってからそれに合わせて攻撃側も立ちます。
中段突きですから防御側の中段、
両乳を結んだ線と身體の中心線の交点を狙います。
ここは壇中とも言います。
この壇中から30cm手前をヒットポイントとします。
つまり實際の間合いよりも30cm遠くに
攻撃側は立つわけです。
なぜこのようなことをするのかと言うと
初心者は組手というだけで恐怖してしまう人が
多いからなのです。
それで少しでも恐怖心を和らげるべく、
間違っても當らないようにして組手を始めます。
當然當るわけはないのですから安心して技を出せます。
この段階での組手は相手を目の前にして形を演じます。
慣れたら少しづつ間合いを近づけます。
通常は間合いに10cmをプラスしてやってます。
問題はここです。
ここまで出来たらすぐ自由組手に進むことが多いのですが、
もっと間合いを近くに設定した稽古もすべきなのです。
防禦側の壇中スレスレで軽く當る間合いの稽古、
このレベルともなると護身用としても使えるでしょう。
さらに上級レベルとなると、
壇中を打ち抜き貫通する間合いでもやります。
この間合いになると攻撃側もやりにくいですね。
しかもかなり怖いです。
またこの間合いに入るのも良い稽古になります。
令和二年二月六日
今度の日曜日は午前中都島で行います。
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