79-54  基本とは功を深めること

我が國では余り言われませんけど

八卦掌の世界では用法や套路よりも

功が深まること、功を積むこと

即ち練功法を重視しています。

 

功などどうでも良い、用法さえ知ってたらそれで充分、

と考えてる人も多いでしょうけど

いくら技を掛けてもそれが効かなかったら

如何しようもありませんからね。

 

功が深くなったら ちょっとした動きで

簡単に相手を倒せるようになります。

 

技は 技の形を覚えることから始まり

初めはぎこちなかったものが

樂にスムーズに出来るようになる、

ここが、スタートラインになります。

技は覚えただけではスタートラインにも立ってないのですね。

 

解り易く突き技を例に説明します。

突き技は肘を伸ばしますから

伸筋である上腕三頭筋を使います。

肘を曲げる屈筋である上腕二頭筋は使いません。

 

突き技の稽古を長く続けていくことで

上腕三頭筋は数多く使われ

ますます発達していくことでしょう。

 

それに反し肘を曲げるための上腕二頭筋は

あまり使われませんから

退行性萎縮を起こして筋量も減少していくことでしょう。

 

これが 技が體を変える、ということです。

 

上腕三頭筋が発達し、上腕二頭筋が退行性萎縮していくにつれ

突き技はますます上達して威力を増していくことでしょう。

その威力の向上した突き技は

さらに上腕三頭筋を発達させ、

上腕二頭筋は減少し、

それによりさらに突き技の威力が増し……。

技が體を変化させ

変化した體によりさらなる技の向上が図られ、

それはさらなる體の変化をもたらし、

と 螺旋状に発達していくわけです。

 

このような事からも

技を覚えても さらに技の稽古をし、

技が體についても

もうこれで良い、終わりということは

ないわけです。

これが 武道、武術は生涯の修業だ、と言われる所以でもあります。

令和元年11月29日

 

今度の日曜日は午前中都島、その後持ち寄りで忘年会をします。

 

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79-53 氣功主体の運動と筋力主体の運動の違い

なんか随分長い題名になりましたが今回はこれで行きます。

氣功を格闘術として使う場合は

力むと良くありません。

 

按で押したり、拳打で打ったりするときは

自分の持てる筋力の二割くらいで十分なようです。

勿論、もっと上達したら一割、

あるいは五分以下でも事足りるでしょう。

 

また純粋に氣を練り、内功を深め、功を積むときは

もっと小さく、ほとんど意念のみで間に合います。

ただこの場合、氣が暴走しないように

充分注意する必要があります。

 

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明日の予定は     通常通りです。

79-52 いつもと異なった感覚

技をかける場合

筋力そのままで掛ける場合と、

体術を使って掛ける場合と、

氣を使って掛けるのとでは

それぞれ感覚が異なります。

 

もっとも判りやすいのは

筋力をそのまま使って掛けるもので

通常のスポーツや格闘技がこれに當たります。

 

難しいのは體術を使うものと氣を使うやり方の場合です。

 

初めのうちは體術と氣を使うものとの区別がつきにくいのです。

 

一般的には體術を使うやり方の方が

早く身につくようです。

 

これらの技法は筋力を生のままで使うのは

身につかないのです。

ですからスポーツ的な格闘技を身に付けてる人ほど

修得するのに大汗をかきます。

 

殊に氣を用いての稽古は

氣の修得者からの直接的な伝授でないと

まず無理かもしれません。(稀に自得する人もいますが)

 

17日の稽古は8時45分から都島で行います。

午後は休講します。

 

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79-51 悪い氣を遮断する

藥指の付け根を押さえるだけです。

 

親指で藥指の付け根を押さえながら握り込みます。

ただこれだけで他の悪い氣、

好ましくない氣、

自分に合わない氣、を遮断できます。

 

片方だけでも効果が期待できますが

両方やったほうがより効果的です。

 

藥指の指輪は意味があるのですね。

この指輪、銀の指輪が一番です。

 

動画では實際に押して試してます。

 

氣が乱れてるとシッカリ立てないものですね。

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令和元年11月7日

 

79-50 一杯飲った後に

さて一升瓶の話はこれくらいにして話を進めます。

氣の感じは人さまざまですが

自己流での修得というのはかなり難しいと思います。

私のところでは私が判断して氣が入っているな、というときの立ち方と

入っていないときの立ち方をして貰い、

それぞれ横から押してもらって比較して體感しながら

修得してもらってます。

當然、氣が入っているときの方が強いですね。

このような稽古を何度か繰り返しているうちに

ああ、この状態では氣が入っている、

こんな感じだと入っていない、というのが

明瞭になってくるのです。

もっと慣れてくると見ただけで

こんな形だと氣が入っている、

こんな形では入っていないというのも

判ってきます。

さらには入っていても それが肘までは入っているが、

肘から先は抜けているとか、

手首までは通ったがその先は行ってないとか、

指先まで通っているが

実際に相手を押そうとしたら抜けた、等も

判別できるようになります。

 

今度の日曜日は通常通りの稽古です。

 

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令和元年11月1日