なんのこっちゃ?ですね。
これ、騎馬立ちのことです。
馬に跨ったような立ち方です。
両脚は馬の腹を挟むようにします。
バイク乗りの間ではニーグリップと言ってます。
空手の世界では前屈立ちとか、後屈立ちという言い方は
昭和の初め頃まではなかったそうで、
ただ単に前屈とか、後屈とかいうだけだったとか。
騎馬立ちの変化技だったそうです。
太極拳でいう弓箭歩というのも
もしかしたら馬歩の変化技ではないかと思ってます。
馬歩の立ち方は騎乗するときの脚の形とよく似ています。
陳家太極拳の老架式にある摟膝拗歩の脚も
左右に開いた脚を前に出して拗歩してます。
運動線は真横ですね。
これは馬歩の変化だと思うのです。
私が習った太極拳は單鞭の時
斜め後ろに脚を出して斜單鞭と言ってましたが
これも以前は真横に按出してたのではないのかと
思うのです。
また摟膝拗歩の時もジグザグに進むのですが
これも真横に進んでたのでは無いのか、
と思います。
このほうが腰が極まり、股が円くなり、按が効くのです。
気血の流れも良くなります。
明日の稽古はいつも通りです。
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