さて八卦掌の練習法の一つに
「趟泥歩」(しょうでいほと読みます)と言うのがあります。
もう少し丁寧に説明してみますと
八卦掌ではまず歩くことで全身を強化していきます。
これを功を積む、と言います。
その歩き方も直線上に歩くのではなくて
円周上を歩きます。
これを円歩式と呼びます。
この「趟泥歩」と言うのは
この円歩式の一つの稽古法のことです。
この円歩式を固い土の上ではなくて、
ぬかるみのような所を歩いて稽古することで、
さらなる全身の強化が図るものです。
ぬかるみの中では滑るのが常態化してますから
その中での稽古は全身のバランスの強化が出来ます。
また泥が脚に粘りつき
動きが制約され緩慢になります。
この中で稽古することで功を深めるのです。
この様なところでいつも稽古してる人なら
硬い安定した土の上では
さらに数段アップした
動きを見せてくれるでしょう。
まさに野山を駆け巡る竜のごときものになるでしょう。
今度の日曜日も大阪城公園の稽古は
都島に振替ます。
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