No.38 慣れる(H30.6.25)

私のところでは

八卦掌、太極拳、形意拳の理解を深めてもらうため

長拳や空手の研究もしています。

人間 慣れたことは割と簡単にできるのですが

慣れてないことは何度聞いてもできないことが多いのです。

 

例えば料理です。

家庭の主婦は毎日料理をやっているので

新しい料理のレシピを聞いても すぐできますが、

私はほとんどしたことがないので

何度聞いても 馬の耳に念仏、犬に論語、兎に祭文です。

と言って主婦が天才、

私の頭が残念な、

というわけでもないのですが。

 

ただ 慣れるのには時間がかかります。

普通の女性が結婚して家庭に入って

一人前の味付けができる様になるのに

10年はかかるでしょう。

 

拳法、武術でも同じです。

何度同じことを教えてもらっても出来ない事が多いのです。

 

これは別にその人に才能が無いのではなくて

十分慣れてないだけのことなのです。

そしてこの慣れには10年以上かかることも

珍しく無いのです。

 

私のところでは如上の理由から

拳法に慣れてもらうために

長拳対打を学んで貰ってます。

 

この動画の対打は

松田隆智著「少林拳術 羅漢拳」から

対練編の一部を参考にしてます。

まだ慣れてないので少々お見苦しいところも

ありますが対打の雰囲気はわかって貰えると思います。

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No.37 エネルギーの伝達を考える(H30.6.18)

の発生源は一般に考えられてる様に筋肉ではなくて

意識→筋肉だと思うのですが

それはどの様にして対象物に伝達されるのでしょう?

 

まず機械で考えて見ます。

 

原動機で発生したエネルギーはシャフトやロッドを伝達して

作動点に到達します。

さらにエネルギーの伝達ロスを少なくするためと

軽量化のために

ロッドはケーブルに換えられました。

 

さらなる伝達ロスの向上を目指し

油圧システムに変わっていきます。

 

この二つのシステムの間の大きな相違点は

ワイヤーとかロッドはエネルギーの伝達時に

ワイヤーやロッドそのものが往復運動をしますが

油圧システムの場合は

チューブの中の作動油は動きません。

圧力が変化するのみです。

それでエネルギーの伝達ができるのです。

さらにその上になりますと電線を使います。

これは電気の流れを使います。

 

我々の武道、武術でも

筋力のエネルギーをそのまま使うものから始まって

体の移動、重心の移動でバランスを崩すもの

そして氣を使うものがあります。

 

最後の氣を使う段階になりますと

運動力学的に有効な体の使い方に

捉われなくなります。

 

こうなってくると

運動が得意な人ほど不利になります。

それで通常の空手家や武道家から毛嫌いされ、

無視されてしまうこともしばしばです。

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No.36 功の深さと強さの関連(H30.6.15)

功の深さと強さには直接的な連関はありません。

どういう事か説明しますと、

功が深くて強い人もいれば

功は深いけど大したことない人もいます。

また逆に、功は深くないけど強い人もいます。

 

要するに名刀「村正」でなくても

百均の包丁でも人は殺せる、ということです。

 

まあ 「功が深くて強い」というのが理想的ですけどね。

 

では「功」とはなんぞや?ですね。

我が国の語彙には似た様なモノが見当たりませんので

私の理解した範囲で表現して見ます。

曰く、「功」とは

エネルギーの強さ、あるいはエネルギーの蓄積したもの、

もしくは蓄積量、のことです。

 

そう言う訳で私のところでは

型の習得をしながら

エネルギーの強化、蓄積を図る、

と言うことになります。

 

長拳や少林拳などでは別に練功法がありますので

型の習得で必ずしも功を積む必要はないかもしれませんが

(少しは練功効果もありますけど)

太極拳、八卦掌、形意拳では殊の外 重要となります。

 

という事で我々のやっている拳法は功が深くないと

単なるラジオ体操か、チャイニーズダンス以下、

と言うことにもなり兼ねません。

それで套路の稽古では必ず功が深くなり、

功の蓄積が測れる様に心がけるべきです。

 

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No.35  竜爪掌(H30.6.5)

この 竜爪掌は八卦掌で多用される掌法です。

掌法の中の一つがこの 竜爪掌です。

 

掌で打つ、手の甲(手背)を使うなどの方法があります。

 

いわゆる柔拳と呼ばれる拳法の拳打は

硬拳(剛拳)などの拳打とは拳の作り方

所謂 練功法が異なります。

 

硬拳の練功法には

硬いものに拳打を打つけて鍛える方法

例えば巻き藁突きや、鉄砂掌などがあります。

 

しかし 柔拳では硬いものに拳や掌打を

叩きつけ、鍛えることはしません。

ひたすら意念を巡らし

身体各部を連動、協調させて、

強い打撃力を発生させます。

この時手背から指先には意念が充満しており、

強靭になっておりますので

殊更に硬いものに拳打を打ちつけて

鍛える必要はないのです。

 

全身を協調させ連動させることが

最も重要なのです。

それでは動画をどうぞ。


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