「修上の修」という言葉は道元禅師の正法眼蔵という
書物に出てきます。
この間バックスピンの稽古をしましたら
やっぱりと言うか
当たり前と言うか
できなかったのですね。
それで この言葉を思い出しました。
我々は 何か新しいことを覚えたら、
それでもう身につけた気になりますが、
覚えると言うことと、
身につけて自由に扱えると言うこととは
別のカテゴリーになります。
武道の場合、これの統一されたものが
得意技、となるのです。
ですから我々は新しい技を覚えたら
次にはその技の使い方を身につけなければ
ならないのです。
そのためにも覚えてからの反復練習が重要になってきます。
時にはそのために10年単位の修行が必要となります
道元禅師の言葉を借りるなら
悟りを開いてからの、さらなる修行です。
悟ったらおしまい、ではないのです。
悟後の修行というやつですね。
武道は生涯の修行だ、と言われる所以です。
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